袋井市旧浅羽町内に位置する中学校の再編計画。既存校舎の老朽化に伴い、1棟は普通教室棟として新築し、もう1棟は旧校舎を活用して特別教室棟として改修した。
新築棟は、コンパクトな中廊下型プランを採用し、変化する授業形態に対応できるオープンスペースと外部環境を積極的に引き受ける光庭やテラスを計画した。改修棟は、旧校舎をスケルトン化しつつ形態や記憶を継承しながら用途変更に合わせて間取りや開口部、階段の更新を行った。
「多様な森と共生する思い出の学び舎」をコンセプトに生徒同士や地域とのつながりを高めるための「交流の森」や新築棟と改修棟の活動が展開できる「学びの森」を設けることで、生徒の感性を育み主体的な活動を促す居場所を創出した。環境の変化を受け入れ、多様な要素が共生し合う豊かな「森」の中で、生徒同士は個性を尊重し合い様々な影響を受けながら伸びやかに成長していくことを期待する。
建築主 | :袋井市 |
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所在地 | :静岡県袋井市浅名 |
敷地面積 | :41,884.28㎡ |
建築面積 | :5,831.11㎡ |
延床面積 | :9,882.44㎡ |
構 造 | :新築棟:S造、改修棟:RC造 |
階 数 | :新築棟:3階建て、改修棟:2階建て |
竣工年月 | :2022年(R4年)3月 |
撮 影 | :髙橋菜生 |
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