2025.03.10NEW
谷野です
皆さんの家庭でもレベルの違いはあれ思いは同じと思いますが、我が家ではごみ減量に積極的に取り組んでいます。
市で決められた分別回収は当たり前ですが、紙類は出来るだけ古紙回収に出しています。DMなどの郵便物も名前と住所が分からないようにして古紙回収に出します。これだけでも燃えるごみはずいぶん減りました。残るは生ごみ類でした。そこで始めたのがバケツを利用したコンポストです。
ネットで実際にやっている人の記事を読み予備知識を入れ、早速始めてみました。
まずは家にあった使わなくなったポリバケツに土を入れ生ごみを入れてみました。ここでの注意はコバエが来るのを避けるため目の細かい洗濯用ネットに入れるのが良いようです。場所はベランダでやってます。
数日すると生ごみは黒っぽくなり土に変わっていくのが分かります。野菜のかすを好気性の細菌が分解していくのです。寒い日でもバケツの中はほんのり温かく細菌の活動が活発なのが分かります。土をたしながらかき混ぜながら1月ほどでバケツが一杯になりました。
この状態で蓋をして時々かき混ぜながら熟成?させます。ゴミは二つ目のバケツで処理していきます。一カ月ほどしてまたバケツが一杯になるころ、初めのバケツの中はほとんど土と化していてもう土の臭いしかしません。そこで庭の木の下に撒いてバケツ交代です。
この繰り返しで今、3サイクル目になりました。
注意することはかき混ぜ方が悪かったり土が少なかったりすると野菜かすは分解されないで腐敗していきます。とても臭いにおいがします。当たり前ですが野菜かすは出来るだけ小さく切ると分解が早いです。一番手ごわいのは玉ねぎの茶色い皮です。土の中で玉ねぎを守ってきた皮なので簡単には分解されないようです。1カ月程度ではほとんど変わりがありません。でも腐敗もしないのでそのまま庭に撒いてしまいます。
野菜のかすの量は1日でざる一杯程度と意外と多く、冬はミカンの皮などがカサを増やしており、このコンポストプロジェクトで明らかなごみの減量となりました。
最近では卵の殻なども入れて様子を見ていますが時間が掛かりそうです。魚の骨なども時間を掛ければ分解するはずですがバケツコンポストでどこまで対応できるかこれからの試みです。調理したものの処理も土が多ければうまくいくのではないかと思っているので試してみたいです。
目的はごみの減量でしたが、やってみると土にかえる変化が面白くて植物を育てているのと似たような気持ちになります。
バケツなので狭い場所でも出来ますがそれでもスペースとお守りの時間、さらには出来た土を撒く場所が必要でハードルはありますがご興味のある方は試してみてください。
竹下一級建築士事務所HOME > ブログ