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海外研修旅行にて

2025.02.18NEW

会社としては実に7年ぶりの海外研修旅行を昨年の秋に実施しました。今回は、参加者がなるべく自主的に行動できるように、2つのグループに分け、行先に関しても希望を募り、10月はロンドン、11月はバルセロナの2班で研修旅行に行ってきました。多くのスタッフが研修旅行で感じたこと、気づいたこと等をブログで紹介しているのを読むと、建築や都市の見方が人それぞれ違い、各々にとって日常では得られない大きな収穫があったのではないかと察せられます。

私は、と言いますと、今回はバルセロナ組に参加しました。参加人数が10人以上でないと旅行会社の団体枠が使えず、個人旅行枠になり予算がオーバーしてしまうとの事でしたので、選択の余地もなく10人でバルセロナへ行ってまいりました。

実はバルセロナに行くのは今回が4回目で、確か大学生の頃(1993年くらい)、父親の友人で構造設計者の田中先生が、当時教授を務めていた大学の研究室で主催した旅行に同行したのが最初でした。

2回目は、私がロンドンに留学している時(1998年くらい)、姉の結婚相手のモロッコ人に会いに、モロッコのラバトやタンジェへ1週間程の予定で旅行した時でした。港町のタンジェからジブラルタ海峡を挟んで見えるスペインがあまりにも近く感じられ、気ままな一人旅でしたので、急遽予定を変更してマドリッド、バルセロナへ行ってみました。

時間もあり自由に動き回れたので、少し郊外にも足をのばし、非常に有意義でしたが、話し相手もなく食事の時が寂しかった記憶があります。

3回目は2004年の竹下設計の会社の旅行でマドリッド・バルセロナに行った時でした。

そう考えますと、およそ20年ぶりのバルセロナでしたが、一番驚いたことは、サグラダファミリアがかなり完成に近づいていたことです。

前回までは受難の門の4つの塔くらいしかできてはいなく、聖堂と呼ばれる場所に行っても、見上げれば空が見える程、ほぼ屋外でした。

今回の旅行では、正面の生誕の門の4つの塔もできており、受難の門との彫刻のテイストの違いから、長い年月の中で多くの芸術家や彫刻家がこのプロジェクトに関わってきたことを感じました。

樹形の大理石柱で支えられた聖堂には、上部にある鮮やかなステンドグラスから光が降り注ぎ、デザイン的にも歴史的な大聖堂とは一線を画する、神秘的な空間となっておりました。

サグラダファミリアは、ガウディ没後100周年に合わせ2026年には完成予定だそうです。個人的には30年かけて建設現場の変化をみてきましたので、完成後にも行ってみたいものです。

 

竹下昌臣

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