2025.01.20NEW
こんにちは、設計スタッフの池原です。
ここ最近は一段と冷え込んでおりますが、みなさま体調はお変わりないでしょうか。
お正月休みには、寒さから一時避難するかのように実家沖縄へ帰省しました!
年越しでも20度近い気温があり、泳げこそしませんが長袖一枚で過ごすことができます。
お正月ならではのゆったりとした時間の中で
縁側でバーベキューをしたり、海岸から海を眺めたり、カフェのテラス席でまったりしたり、、。
大切な時間を過ごしたように思います。
今回の帰省で改めて気づいたのですが、沖縄にいると外で過ごすことがとても増えます。
温暖な気候も相まってか無意識に自然の中にいたい、、!という人間の根源的な気持ちが湧いてくるかのようです。
お正月に行ったいくつかの場所を観察してみると、
建物の窓は外部へと大きく開き、外気を取り入れ、森と、海と一体的な空間をつくり出す役割となっています。
建物が人間と同じように自然と繋がりたい、、!と言っているようにさえ感じてきます。
↑全面解放できる連続建具(左:さちばるビレッジ 右:浜辺の茶屋)
カフェでの時間の過ごし方を考えても、テラス席が気持ちよく人が集まる場所となっています。
自然の木陰を利用し、時には屋根を拵えて外部に人々のための影をつくっています。
↑自然と共にあるカフェのテラス席(左:浜辺の茶屋 右:バンタカフェ)
岩の奥に居場所を発見することも。
↑琉球石灰岩のスキマに居場所をみる(左:さちばるビレッジ 右:バンタカフェ)
思い返すと、住宅でさえ外部空間を取り入れることを惜しみません。
沖縄の大地に立つと自然と湧き出る、自然と共にありたい、という根源的な気持ちが
独自のアミニズム思想と結びつき、様々なかたちで自然との結びつきを重んじた建築のあり方に現れてくるのだと実感をもって再認識するお正月となりました。
沖縄へ訪れる際はぜひ、自然と繋がりをもつ人の居場所を発見するとおもしろいかもしれません。
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