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初の英国へ

2025.01.06NEW

新年あけましておめでとうございます。

 

設計スタッフの松原です。 

 

本年もよろしくお願い申し上げます。

 

さて、年は明けてしまいましたが、私も先輩方に続き研修旅行の思い出を綴りたいと思います。

 

私はイギリスに行かせていただいたのですが、どこも映画で見る街並みで、特に赤い二階建てバス(ダブルデッカーバス)が走っていることに感動しました。

 

また、宮殿や教会が街中の日常に溶け込み、日本では見られない非日常感にワクワクしたのを覚えています。

 

中でも、ロンドンに到着し0日目に立ち寄った「メルカート・メイフェア(Mercato Mayfair)」は、教会のコンバージョン事例としてとても印象に残っています。

 

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少し補足説明させていただくと、ここは、英国教会の礼拝所をフードホールにコンバージョンした建築で、 元は地域の教会不足に対応し、1825~28 年に建設されました。

建築様式はリバイバル様式で建築されましたが、1878 年に内部に大幅な変更を加え、ロマネスク様式のオープンルーフ構造、壁の装飾等のディテールが取り入れられました。

その後、1974年には教会が俗世化されたことにより、長年にわたり使われていなかったところを、現在のフードホールにコンバージョンされたそうです。

 

内部に入ると前室部分には、観葉植物や雑貨等の小売店舗が設置されています。

礼拝堂の 1 階身廊部分には飲食ができるイスやテーブルが置かれ、側廊部分に各店舗が設置されています。

2 階にも、回廊に面して店舗やイス、テーブルが設置され、屋上にはおそらく増設されたであろうテラス席が設置されています。

 

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教会からフードコートと用途は全く変わったにもかかわらず、既存の柱や段差を活かしたゾーニング計画となっていることで、かつての教会な雰囲気を感じながら食事やアルコールを楽しむことができます。

 

教会というと静寂やパイプオルガンの演奏といったイメージがありましたが、ここは教会からは想像できないほどの賑やかさで、常にノリの良い音楽が流れ、若者中心に多くの人でワイワイガヤガヤ賑わう場となっていました。

 

かつては寂れてしまっていた教会ですが、観光客や地元客が集まり、メディアにも少々取り上げられる場に生まれ変わったコンバージョン建築としてとても良い事例だと感じました。

 

今回の研修旅行では、ウェストミンスター寺院やバッキンガム宮殿といったロンドンを象徴する建築をはじめ、歴史ある博物館や美術館、テートモダンやバタシー発電所といったコンバージョン建築など、たくさんの建築を巡ることができました。

また、日本とロンドンの文化の違いや、建築の価値観や考え方の違いなどを感じることができ、海外の建築に対する興味がますます湧きました。

 

今回の経験を自分なりに解釈し整理することで、今後の業務にも活かしていけたらと思います。

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