静岡県浜松市の一級建築士事務所。公共施設･オフィス･病院･商業施設等、様々な建築･設計に対応します。

こんにちは、設計の谷野(仁)です。

私は大学時代、茶道部に所属していたのですが、先日、母校茶道部が開催するお茶会の手伝いに行ってきました。今回のお茶室は、海浜幕張にある見浜園の松籟亭です。

茶道部の活動はあまり知られていないと思うので少し説明させていただきます。抹茶には濃茶と薄茶の2種類があります。また、季節によってお道具を置く位置や取り合わせが変わります。それによってお手前の仕方も変わってくるため、一年をかけて様々なお稽古をしています。

日々のお稽古の成果を発表する場として、年に2回の大学祭と大寄せの茶会(正式なお茶室を借りてお客様を招待する茶会)の合わせて3回のお茶会を開催していました。その計画や準備に加えて、土日は先生のお宅で開かれるお稽古に参加したり、他大学の茶道部のお茶会を回ったり、さらに着付け教室にも通っていました。

一年を通して活動がなくなるタイミングがなく、1、2年生の頃は大学に勉強しに行っているのか、部活をしに行っているのか分からないくらい茶道にのめり込んでいました。

熱く活動していた茶道部ですが、コロナ禍で廃部の危機を迎えていました。2年近くまともなお稽古が出来ず、活動を伝えるすべもなく、部員も減り、お茶会を開くどころではなかったようです。最近、意欲のある学生が入ってくれたことと、先生が熱心に指導をしてくれたおかげで、5年ぶりに大寄せの茶会を開催するに至りました。

お手伝いが必要とのことでOBOGが招集され、私も久しぶりに裏方(お水屋)に参加をして、当時の楽しさが蘇ってきました。社会人になるとどうしても仕事中心の生活になってしまうのですが、学生時代に建築以外のことに夢中になれたのは貴重な時間だったと感じています。

現役生にとっても茶道部の思い出が良いものであってほしいですし、これからも茶道部が長く続いていくことを願っています。そのために、OGとしてこれからも可能な限り協力していきたいと感じた休日でした。今は全く茶道のお稽古をしていませんが、また再開できたらと思っています。