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パラリンピック

2024.09.09NEW

台風10号が過ぎ去り、やっと熱波から解放された気がする今日この頃ですが、体調管理いかがでしょうか?

今年はオリンピックもあり、仕事の終わった後に夜更かししながら観戦した方も多かったと思いますが、その疲れも癒えぬまま8月終盤の暴風雨や落雷で睡眠不足が・・・

そんな中パラリンピックが開催されていましたね。

夜中の1時くらいに何の気なしにNHKを選局すると、そこには日本代表とオーストラリア代表の車いすラグビーのLIVE中継が流れていました。

特にルールもよくわからないし試合も始めて見たので、ただただボーっと試合をながめていたと思います。

ちょうど第3ピリオードの終盤で日本が1点ビハインドの状況だったと思いますが、よくよく見ているとこの競技の1点差を詰めるのは大変なことだとすぐ感じます。

エンドラインからボールをフロントコートまでを12秒以内、ゴールまで40秒以内に攻撃を終了する、というのがおおまかなルール。この中で両国とも淡々と得点を進めていく状況が続き、第3ピリオード終了時点35-36の1点ビハインドで終了。

この間、シーソーゲームを淡々と展開していただけでした。

ラスト8分の第4ピリオードが始まり、またもシーソーゲームが始まりました。

日本が2点ビハインドで1点を加え1点差にすると、オーストラリアが1点加え2点差にする展開が延々に続いた残り時間3分、ついに日本がオーストラリアからミスを誘い、ボールを奪取し同点とする。ただ、1点1点の積み重ねの競技だからオーストラリアが1点リード、そのあと日本がゴールして同点のシーソーゲームが3分続き、時間配分も調整して47―47終了して延長戦へ。もうこの頃にはすっかりゲーム展開に魅了され、寝られない状況に・・・

延長戦の開始は、ジャンプボールから開始。

ここで、日本がキープし攻撃に入り最初の得点を奪取!

はじめて、日本がリードしオーストラリアが追いつく展開になり、淡々と時間が進む。

またまた再延長か?と思われた残り1分、今までのオーストラリアのエースへの執拗なディフェンスが実を結び日本がパスカットしボールを奪取しそのままゴールして2点差!

そして、52-51で終了し日本初の決勝進出!

こんな試合を夜中に見せられるとは・・・

思ってた以上に緊迫したいい試合で、解説者が事実上の決勝と言われていたことがよくわかる一戦でした。

決勝はアメリカと対戦となり、48-41で日本初の金メダルを獲得する。

今回のパラリンピック、ゴールボールも金メダル、車いすテニスも金メダルと、終わってみれば金メダル14個の活躍で幕を閉じた大会であった。

見聞きはしたものの初めてパラ競技を見た気がし、見始めると車いすラグビーだけじゃなく、すべての競技が白熱したゲームを展開し魅力ある競技であったことを初めて感じる大会であった。

ただこれらの競技の参加国や強豪国は経済的に裕福な国であり政治的にも安定している国であることを感じる。競技者の中にはウクライナから戦争で負傷し、今回初の参加との解説が入ることがあったことなど、何とも言えない感情を持つことも・・・

オリンピックという世界的な大会に政治的な問題を入れないことが原則ではあるのに、どうしても政治的経済的なものに影響されることは興味深く、今後もこの傾向は変わらないであろうが、パラリンピック競技者を通して純粋に競技に向かい合う姿を見ると、このような世界的な祭典は続けていく価値のあるものだと改めて感じた大会であった。

夏目

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