2024.06.10NEW
こんにちは、設計スタッフの池原です。
浜松に住んでしばらく経ちますが、佐鳴湖やフラワーパーク、市野のイオンなどいろいろな場所を訪れ、
それぞれの町の雰囲気がわかるようになってきました。
そんな中でも一年に一度しか訪れることのできない浜松の一大イベント、浜松祭り凧あげ合戦を見に行ってきました!
4月初め頃から町の至る所から聞こえる、ラッパや掛け声。これが浜松の春の音なのか、と祭り当日に向けて気持ちが高まります。
みなさんはもうご存知かと思いますが、浜松まつりは日本の祭りに多い神社仏閣の祭礼とは違い、市民が自らのために作り上げた地域のお祭りだそうです。
凧あげも神様を祀るためのものではなく、子どもの誕生を地域の人みんなで祝ってあげるものだそう。
まず当日驚くのが、会場に集まる人の数。
地域の祭りと聞いていましたがそんな規模ではなく、浜松のスケールの大きさを思い知りました。
↑凧あげ会場に集まる人々
市民の祭りだということは当日の会場でも感じられ、それぞれの地域を象徴する個性的なはっぴは、地域を誇りに思う気持ちが現れているようでした。
三世代、四世代そろってお揃いのはっぴを着ている家族も見られ、代々受け継がれる伝統だということも感じられます。
よく見るとそれぞれの凧には子どもの名前が入っており、糸をたどっていくと、子どもかかげて掛け声をあげる大人たちの姿は圧巻でした。
↑堤防から見る凧あげの様子
浜松まつりは、風の強い土地柄と、地域と子どもを想う気持ちの強い人柄が合わさった
究極に浜松らしい空間だったなぁと微笑ましい気持ちになりました。
先週末には、近所の小学校で運動会をしている様子も見られ、人が一挙に集まる場所の力は偉大だと感じるこの頃です。
建築設計もある意味では、人があつまる場所づくりのお仕事だと思うと、土地柄と人柄が合わさってできる唯一無二の空間を目指していきたい所存です。
竹下一級建築士事務所HOME > ブログ