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初めてのカトリック教会へ

2024.06.03NEW

設計スタッフの松原です。

 

 

もう昨年度のお話となりますが、

東京カテドラル聖マリア大聖堂に行ってきました!

 

 

この大聖堂は、東京都文京区に位置するカトリック教会で、

設計者は、旧国立代々木競技場や東京都庁の設計でも知られている丹下健三氏です。

 

 

ずっと気になってはいましたが、今回やっと訪れることができました。

 

 

東京駅から地下鉄に乗り最寄り駅まで約10分、

最寄り駅から大聖堂までは閑散とした住宅街を20分弱歩きます。

 

 

土曜日の午後に訪問したのですが、都内の繁華街とは打って変わり、

ほとんど人気を感じない静けさの中に大聖堂が聳え立ち、

異様な雰囲気さえ感じたのが最初の印象です。

 

 

東京カテドラル聖マリア大聖堂.jpg

 

 

建物は、メタリックな8面のHPシェルでつくられており、

上空から見るとキリスト教の象徴である十字架の形状をしています。

高さは39.4mと非常に高く、思わず見上げてしまいます。

 

 

内部へは、十字架の脇から入り、事務室の前を通り礼拝空間へ抜けます。

礼拝空間へ入った瞬間は、突然広がる空間スケールの壮大さに圧倒されてしまいます。

 

 

大聖堂と聞くと、華やかなゴシック建築を想像しがちですが、

こちらの大聖堂はまったく印象が異なります。

内部はコンクリート打放の壁が上部に向かって斜めに立上り、

最頂部には十字型にトップライトが仕込まれています。

トップライトからの光は膜を通して届くため、淡い光が広がります。

 

 

正面にはキリストを祀る祭壇があり、そこに向かい何十脚ものベンチが並びます。

背面にはパイプオルガンが設置され、奏者による演奏が聴ける日もあるそうです。

 

日曜日には、ここに人々が集いミサや洗礼を受けます。

その他の日は、基本的には自由開放され、誰でも立ち入れるようです。

 

 

この日は、来訪者も少なく、静寂に包まれた壮大な空間を

思いっきり楽しむことができました。

 

 

ベンチに座っていると、ついボーッとしてしまい、

気づいたら時間が経ってしまいます。

 

 

ここを出る頃には、すっかり心が浄化されたような気持ちになり、

満足感に満たされていました。

 

 

残念ながら、内部は撮影禁止のため心に収めるしかありませんでしたが、

YouTubeであれば、内部の様子やパイプオルガンの演奏を見ることができます。

 

 

ぜひ、みなさんにもこの空間を体験していただきたいところですが、

まずはYouTubeで雰囲気だけでも感じていただければと思います。

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