2024.05.13NEW
こんにちは。
設計スタッフの浅井です。
昨年度の設計期間を経て、現在磐田市で幼保連携型認定こども園の現場が進行しています。
先月に地鎮祭が取り行われ、今は建物の地盤改良工事が進められています。
↑建物位置確認の様子
新たにこども園が建設される磐田市の御厨駅周辺には多数の遺跡が点在しています。私自身、学生時代磐田市で生活していたこともあるのですが、このような遺跡群があることは全く知らず、今回設計を担当することになりこの土地がもつ長い歴史を知るきっかけとなりました。
今回の計画敷地は「野際遺跡」と呼ばれる遺跡に該当しており、これまでの発掘調査の中で古墳時代〜中世にかけての遺構が発掘されています。遺構の中には、建物の柱穴や井戸、土地を区画する溝等が見つかっているそうで、今より約1600年以上前からこの土地で人々が生活を営んでいたようです。
↑設計時の敷地写真(発掘調査が行われた部分が更地となっている)
1600年前といわれても、もはや想像もつきませんが、、、
それだけ長い間人々が生活を営み続けてきた、この土地がもつ歴史の蓄積を改めて感じました。これから新設されるこども園は、「この土地のこれまでの歴史を踏まえた上で、過去からそして未来へ新たな歴史を繋げていく存在としてあって欲しい」そんな想いを抱きながら設計を進めてきました。
設計に携わる中で新たな土地や人との出会いが沢山あります。私自身、今年度で入社して4年目となりますが、自分では知っていると思っている土地も深掘りしてみると新たな発見があったり、毎年新たな人々と出会う中で、自分が知らない知識を沢山吸収させてもらっています。
これからも、日々の出会いに感謝して精一杯設計に取り組んでいきたいと思います。
御厨駅周辺の古墳群、皆さんも良かったら行ってみてください。お散歩するのにも最適です!
竹下一級建築士事務所HOME > ブログ