2024.03.25NEW
こんにちは。設計スタッフの本田です。
前回のブログで『ヘザウィック・スタジオ展:共感する建築』展で
麻布台ヒルズ 低層部の模型を見たことを書きましたが、今回
視察で実物を見に行かせていただきました。
虎ノ門から歩いて向かったので徐々にこんな↑感じで見えてきます。
模型の時点では正直良くも悪くも周囲から浮くのかな、、と思ってましたが、
実際はそんなことはなく、それは素材や色合いの為か、手前側が低いからか、
有機的な形状が自然に近いからなのか、、色々と考えさせられます。
↑色々な種類の天然石を複雑なパターンで貼り分けた床。
随所に有機曲線のディテールが見られます。
↑外壁は天然石の洗い出し。私もここ数年壁に使ってみたいと思っている仕上材です。
(予算の関係でなかなか難しいですが、、)
↑エスカレーター脇の壁と天井。特注パネルがはめ込まれている。
ここもアールとヴォリュームで凹凸が表現されています。
↑セントラルウォークというエリアの柱と天井。
ガウディのサグラダファミリアを思い出しました。
↑タワープラザ エントランス
↑タワープラザ 1階から吹き抜けを望む。
ヘザウィック・スタジオは低層部を担当されたので、タワープラザは
別の方のデザインだと思いますが(調べましたが明確に分からず)、
アールやヴォリューム感は全体的に統一されているように感じます。
↑通路の壁。
↑化粧シート貼りかと思いきや、まさかの天然石?の彫刻で
地味にかなり感動しました。
今回の訪問では前回の展示会で感じた『素材の可能性の探究』をリアルサイズで感じ、
ここ最近見た最新建築物の中では一番感動しました。
また、ニュアンスカラーやアースカラーなど柔らかい色合いの有機曲線や
手仕事感のある空間の中に包まれている感じがするので落ち着くのかもしれません。
これが『感情的持続可能性』に繋がるのかな、、と思いました。
他の視察先もあったので全てを見ることはできませんでしたが、
次回はプライベートでも訪れてゆっくり見て回りたいと思います。
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