2024.03.18NEW
静岡県建築士事務所協会が主催する建築賞の現地審査に立ち会ってきました。
前回の建築賞に引き続きノミネートすることができ大変嬉しく思っています。
ボクが応募した作品は【Okanomiya Office】
http://www.takeshita-sekkei.co.jp/works/office/okanomiya-office.php
沼津市内の高台に建つ雁行形状のオフィスで3つの正形ボリュームをズラしつつ
重ね合わせることで多層的な活動空間を創出した建築となります。
この賞の大きな特徴として
・審査は建築家1名に限定
・審査員は複数回携わること
が挙げられ、審査員は2期目の保坂猛さんに審査していただきました。
個人的には保坂さんに見ていただく作品は今回合わせて3作品目とあって、
久しぶりの再会ができたのもこの賞ならではかなと思います。
保坂さんらしいコメントもたくさんいただくことができ今後の設計活動の励みとなりました。
この賞を通じて建築家と何回かやり取りをする度に感じたのは、
構造形式や断熱、雨水処理、ヒートブリッジなど建築設計の基本的な部分についての質問が多く
建築家は「形態の理由やカタチの根拠」といった学生時代に
体験してきた評価というよりも、実務目線での考え方やプロセスについての
質問が多いことに意外さと、少しホッとした気持ちになったところはあります。
この賞は、まだまだ賞としての歴史は浅いですが、継続して賞に値する建築が
作り続けられるようこれからも努力していきたいと改めて思いました。
まだ、最終的な賞が何になるか分かりませんが、保坂さんから最後にどのような
評価やコメントがいただかるかとても楽しみです。
ちなみに、前回の講評では「若さゆえの荒さもあるが・・・」といった愛のあるコメントが綴られていて
悔しさと同時に、若い年齢だからこそ作れた建築なのかなとも思えて
過去の自分を振り返るのに良いキッカケにもなっていたりしています。
https://www.shijikyo.or.jp/whatsnew/5345/
児玉
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