2023.12.12NEW
先日家族がリビングのTVで「Winny」のDVDを見ておりまして思わず、見入ってしまいました。
映画「Winny」は天才プログラマーの短い生涯を通じて開発技術者の倫理を問い掛ける内容でした。
「お父さんも絶対このソフト使ってたよね」と指を刺されながらも、
主人公の「なぜこの開発をしたかと言えば、そこに山があったから」のセリフがどうも印象に残りました。
「そこに山があったから...」の名言はある有名登山家によるものですが、
ここでは技術者の開発意欲のたとえに使われていました。
このセリフによる技術者倫理の問題はさておき、
私たち家族は何故か、何故か、山に登ることになりました。
海辺で育った私は山にまったく興味はなく、まして山登りなど誘われても行くこともありませんでした。
まあ、ウォーキングの延長ぐらいかと軽い気持ちで近くの「秋葉山」へ登ることになりました。
ジョギングシューズで登り始めるとスタートの急勾配の坂道でつまづき、
標高850mは予想以上に過酷な山登りとなりました。
何度も引き返そうになりましたが、何とか往復2時間半を要し登頂。
景色よりも達成感がたまらなく、下山は晴れやかな気分で歩けました。
こうして人は山に登ってしまうのだろうなと思いつつ、
そして私たちは、次の週末、少し標高の高い「竜頭山」に挑戦することになるのです...。
トレッキングシューズと熊除けの鈴を付けて準備万端でスタートしたのですが、これが素人が簡単に挑戦する
ような山ではなく、あやうく遭難かと思うくらいの道のりとなりました。
それでもみぞれ降る中、YAMAPを頼りにたどり着いた山頂は何とも言えない感覚に満たされ、山の中の往復7時間は充実したものとなりました。
登山の魅力を理解するにはまだまだですが、「次の山」をゆっくり探してみようと思います。
ちなみにもう冬なのでしばらく冬眠します。
王手寛
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