2023.06.26NEW
6月10日の土曜日、久しぶりに浜松市美術館を訪れて「北斎展」を鑑賞してきました。
展示内容は、葛飾北斎の作品が125点、その弟子達の作品が31点、そして北斎に魅せられた西洋画家のアンリ・リヴィエールの「エッフェル塔三十六景」の版画39点の総展示数195作品という誠に見応えのある版画の展示でした。195作品の内、葛飾北斎の肉筆画6点も含まれていて、その多彩な色使いにはとても感銘を受けました。北斎は生涯において30以上の作者名を変えていて、その度毎に画風を変化させてきていました。「忠臣蔵シリーズ」「東海道五十三次」「富嶽三十六景」「妖怪もの」等々、これを本当に同一人物が描いた作品なのかと驚嘆いたしました。
又、洋画・漢画・漫画などもあり、興味を持てば積極的にその画風に挑み取り組む姿勢は、誰でもが持てる物とは思えません。素晴らしい事と感じました。
その「北斎展」を堪能した後は、浜松市出身の彫刻家・水野欽三郎氏の彫刻を味わい、そのご子息であります水野設計所長の設計による「浜松市美術館」のタイル貼りの外観をゆっくりと眺めながら帰宅いたしました。
本当に久しぶりに美術・芸術に浸り、充実した1日を過ごしました。
さて次には、どんな美術展に行こうかなと楽しみつつ、思いをめぐらせています。
所員--岡田
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