2023.06.05NEW
数年前に都内の映像会社からスタジオの設計依頼がありました。
その会社ではいわゆるNetflixのようなオリジナルドラマを制作していて
当時はこんなインディーズものがどこまで浸透するのかなぁと半信半疑でした。
ところが、このコロナ禍の影響もあり、自分が「ネトフリ」にドはまりしております。
先月も一気見したのが「サンクチュアリ-聖域-」です。
大相撲を題材に地上波ではなかなか表現できないようなドラマとなっていて
予算やキャスティング、制作日数を考えると映画並みの作品となっています。
相撲と言うと実は今まで興味もなく、どちらかというと「国技は野球」派でしたので
蔵前にも両国にも行ったことはありません。
ちょうどその頃「大相撲夏場所」が行われ14日間をしっかり追ってみようと毎日結果を
確認してみました。十両では話題の落合関が優勝戦までもつれ込み、横綱の照ノ富士関が
復活優勝を果たすなど今場所も話題が絶えませんでした。サウナに行けば地元出身の
翠富士関の取組に歓声が上がっていましたし、相撲人気も捨てたもんじゃないなと感じました。
調べてみますと1500年以上と言われる長い相撲の歴史において照ノ富士関が横綱73人目だとか、タニマチ、序の口、女人禁制などなど.....単語一つ取っても身近な存在であり、奥の深さに惹かれてしまいます。
中でも立会前の「蹲踞」という挨拶は様々な武士道に共通するものであり、日本人が「野球道」に心を
惹かれる所以ではないかなと思います。
私たちもお施主様とのお打ち合わせは「蹲踞」の姿勢を忘れずに取り組みたいと思います。
「ちゃんし」巨手山
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