2023.04.03NEW
こんにちは、杉山です。
現在、新磐田グランドホテルの工事が進行しています。
敷地が磐田原台地の端部に位置することから、
丘の上に建物が建つような見え方になる計画となっています。
先日、根切状況の確認した際に、掘り進めた地盤の断面を見ることが出来ました。
ボーリング調査で地盤の状況がある程度想像できていたのですが、
地盤を構成する砂利や礫の層を実際に見て、
台地の雄大さや時間の経過といった風土の個性を体感しました。
地層を見ることはあまり多くないのもありますが、
引き込まれるように見入ってしまいました。
この建築に限らずですが、建物を受け止める地盤に宿る積み重ねの上に、
建物が上へと積みあがっていくことで、
より地域(場所)に根差した建物の建ち方になると考えています。
地域のシンボルとして従前の建物が担っていた襷を、
形を変えながらも今後に繋いでいく建築になってほしいと願っているので、
自分自身が出来ることを精一杯積み重ねていきたいと思いました。
いつか、グランドキャニオンのような巨大地層も見に行きたいです。
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