2023.01.23NEW
先日の夕刊に大きく見出しが出ていた。
『巨大な砂丘・60年前の中田島写真集に・記憶を未来へ』と題して、
写真集『輝いていた時代の中田島砂丘』が出版されたことを伝えている。
記事によると、1965年に撮った34枚のモノクロ写真集である。
かつての砂丘は現在よりも200mほど海側に広がっていて、高さ15mを超える丘が
いくつも見られたという。
1965年とは私が10歳のころである。
当時小学生の頃には遠足という行事があり(今はあるかどうかわからない)、バス遠足で
中田島砂丘に行ったことを覚えている。
その時、中田島砂丘は初めてであり、バスを降りたところからすでに砂がいっぱいあり、
砂丘の中には丘がいくつもあり、とても歩きずらく、歩いても歩いてもなかなか海が見えなかった
と記憶している。
中田島砂丘は天竜川から供給される土砂によって発達したとされる。
私が物心ついた時には、佐久間ダム、秋葉ダムは既にあったが、更に20歳の頃に
天竜船明ダムとたて続けにダム建設が続いた。
その影響で土砂が減少して砂丘の規模が縮小してきたとされる。
今現在の中田島砂丘といえば、砂の丘は低く数も少なく、海がすぐ見える。
昔のように砂丘を元に戻すという事は不可能ではあるが、少なくとも今の砂丘は
維持していきたいものである。
ツルタ
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