2022.12.09NEW
森保ジャパンお疲れ様でした。
カタールワールドカップは日本サッカー史に残る大会となりましたね。
約40年前に釜本邦茂氏によるヌードポスターを用いて「格闘技宣言!」
と唱えていた日本サッカーリーグからは想像も出来ない躍進でした。
これはもう2050年までにワールドカップ優勝の目標も現実味を帯びてきた
のではないでしょうか。
そんなTV中継を見ていて気になるのはやはり「スタジアム」ですね。
オープニングに出てくる「Golden Vessel」なんて1年前の東京オリンピックとは
比べ物にならないくらいに輝いていて衝撃的でした。
アラブの伝統文様がデザインされているのですが、美しい曲線が生み出されています。
ジャンさんのアラブ世界研究所を思い出しました。
準々決勝の舞台となった「アル・ジャヌーブ・スタジアム」は廃案となった新国立競技場
を設計した故ザハ氏によるものですが、こちらもプリーツ状の見事な曲線美ですね。
この屋根がプリーツ状に開閉するというから驚きです。
時代にマッチしているとすれば、コンテナを使った「Sutadium974」ですね。
鉄骨フレームに輸送用コンテナを差し込んで構成し、解体、移設が可能という
サスティナブル建築です。
まだまだクローズアップされていないスタジアムもある様ですが、いずれも地域の歴史
や伝統をモチーフに大規模な建築をまとめていく手法は参考にしていきたいと思います。
ちなみにスタジアムと言えば、
以前、このブログでも紹介しました北海道ボールパークがいよいよ完成ですね。
たまたま機会があって先週、北広島市へ行って見てきました。
千歳空港から30分位車で走ると広がる大地に突如、巨大な要塞が現れる感じです。
あんなにでかい切妻屋根は見たことありません。中には入れませんでしたが、
5万人都市に5万人収容スタジアムは、町が大きく動き出している気配がしました。
野球開催日以外も市民に開放していく様ですので運営も楽しみですね。
ぜひ「浜松スタジアム」も頑張りましょう!
巨手寛
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