2022.09.12NEW
最近、地域の魅力について考えることが増えてきています。
弊社は、最近若いスタッフが増えてきてますが
大学は県外へ一度出て静岡に戻ってくるUターン就職者が大半で
一度地域を離れることで地域の魅力を再発見するキッカケになっているのかもしれません。
いま私が担当している沼津の公共物件では、地域の魅力とは何か について市民と語り合っています。
場所は沼津市西浦地区。海と山に囲まれた陸の孤島のような場所です。
漁業と農業に加えて観光業が盛んな地域ですが、人口は減少の一途をたどっています。
一方で、外部からの観光客が地元住民の収入源や地域の賑わいを生んでいることから
海や山、ここならではの風景が西浦の特徴を形成していると考えられます。
地元の方に聞くと、海越しに富士山が見えるのはここだけとか...
航空写真からも分かるように、土地の大半が海か山となっており住民の居住エリアはごくわずか。
かなり珍しい地形であることが写真からも伝わってきます。
直近で開催された地域との対話では多くの住民が『西浦の何がいいんだか』と口を揃えて言われました。
しかし、 外部の人間からすると、西浦には人を感動させたり心安らぐ場所があると感じています。
↑ 新人スタッフの白井くんが市民の皆さんの前でプレゼンしている風景
ボクたち設計者という外部からの視点で西浦の魅力に気づき、発見し、伝えていくことで
地元の方々に地域の魅力を再発見してもらいたいと考えています。
設計スタッフ 児 玉
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