2022.07.11NEW
こんにちは
設計スタッフの竹内です。
先日、欧州某メ-カ-電気自動車の先行プレゼンテーションイベントにご招待いただき参加してきました。
その車の発売はまだ半年先ですがこの世界情勢では納車は1年以上先になるでしょう。
エンジンがない車のパッケ-ジデザインやエクステリア、インテリアデザインを体感してきました。
エンジンがないため車内は2クラス上の車の室内より広いデザインが可能です。
一番重いバッテリ-は足元配置されていますので重心も低く抑えられます。
エクステリアのデザインも自由度が高まります。
欧州では2035年、日本では同年まででガソリンエンジン・ディ-ゼルエンンジンの新車は発売できなくなります。
日本ではハイブリッド車は販売できますが欧州では完全電気自動車のみとなるようです。
すぐには内燃機関が使用できなくなるわけではありませんが新車での購入は不可能となります。
欧州ではディ-ゼルエンジン偽装事件のあと一気に電気自動車にシフトを表明しました。
日本はハイブリッドの先進国でしたが欧州は出遅れていました、そこで電動化にシフトしたわけです。
ここでハイブリットを世界的マーケケットに推進できなかったのは日本政治の失敗とも考えられます。
最近、大手国内メーカーからMTの追加や新型スポ-ツカ-発表がありました。
このタイミングで内燃機関スポ-ツカ-の新型投入するなんて利益が出ないのは目に見えています。
スポーツカーは市場規模が小さいですから価格を上げるか長い期間販売するかしないと利益が出ません。
発売のタイミングは今しかないとのメーカーの気合が伝わります。
内燃機関のスポ-ツカ-がすべての世代からの人気がでているとの記事をネットニュ-スで目にしました。
今までは子育ての終わった世代の購入が多かったそうですが最近その年齢層が下がってすべての年代で人気になっているようです。
新型発表から7年ほどたったモデル末期の小型のスポ-ツカ-など2016以来月産1000台を超えたそうです。
新型コロナの影響でパーソナル空間での移動が注目されたのもあるでしょうが、やはり内燃機関のMTを新車で購入できる時間がカウントダウンに入ったからでしょう。
この小型スポ-ツカ-も数年後に発売される新型はハイブリット又は電気自動車に代わる運命です。
モ-タ-駆動になると変速機は不要となり、モ-タ-の直線的な加速は怖いくらい早いですが運転する喜び気薄です。
静かで快適な車になる代わりに運転する楽しさはどのような変化をするのか数年後が楽しみです。
そこで今しか乗れない車をレンタ-で借りてみました。
この車は2015年に発表された4代目で初代には1000kmほど乗ったことがあります。
今回500kmほど走りましたがとても気持ちよかったです。
パワ-や加速性など最近の車に断然劣りますが楽しさは一級品でした。
非力な車と対話しながらMT6速を操る楽しさは何物にも代えがたい喜びがあります。
変速機もエンジンもなくなくなる電気自動車はこれからいくらでも楽しめます。
今しか体験できない内燃機関のMTを求める気持ちは私にはよくわかります。
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