2021.09.06NEW
少し前になりますが、牧之原市内にある「交流・学びの拠点」 図書交流館「いこっと」を見学してきました。
県内でも前例のない、民間施設と公共施設の境目がない施設構造が最大の特徴。
見学した時は学生から年配の方まで年齢を問わず誰もが気軽に利用され、地域に開かれた印象を受けました。
設計者は、建築家三浦丈典さんが主宰する設計事務所スターパイロッツ。
建物のプログラムに公共施設と民間施設が一つの建築に混在していることを知ると、
完成までの道のりは大変だったと容易に想像できます。
実はこの建築、新築ではなく既存のホームセンターをコンバージョンして作られたと聞き驚きました。
ホームセンターと聞けばその名残は感じますが、丁寧な設計によって豊かな公共空間へと昇華されていました。
建物の長寿命化や既存ストックの活用が囁かれる中、この建築はそれらのモデルケースになると思います。
コロナ禍で建築がなかなか見に行けない中、身近なところで良い建築を見ることができ、
久しぶりに良い刺激を受けました。
設計スタッフ 児玉
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