設計スタッフの雨宮です。
26年間続いたエヴァンゲリオンシリーズがシン・エヴァンゲリオンが公開によってついに完結を迎えました。おめでとうございます。といっても、私は今までエヴァンゲリオン(以下エヴァ)を一話も見たことがありません。エヴァの放送が始まった1995年は私が生まれた年でもあるのでエヴァ世代でもありません(逆に縁を感じますが...)。そんな私がなぜエヴァについての記事を書いているかと言いますと、シン•エヴァンゲリオンに登場する「第3村」という場所の一部が私の地元にある天竜二俣駅をモデルにつくられているからです。熱狂的なファンをもつアニメの幕が閉じる舞台に地元の駅をモデルにした村が登場するということで、すっかりエヴァに興味をもっているわけです。「第3村」は天竜二俣駅にある天浜線の車庫や転車台、プラットホームが忠実に再現されていることが撮影に使われた村のミニチュアから確認できます。このミニチュアは展示もされているようなので、見に行ってみたいです。
もちろん、シン•エヴァの聖地として天竜二俣駅もネット上で話題になっています。
天浜線は、最近でもアニメ「ゆるキャン」で注目を集めていますが、コロナ禍で利用客が減りつつある中で、シン•エヴァがさらに追い風となって利用客数減少に歯止めがかかるといいと思います。今までは、聖地巡礼というと観光業が賑わうぐらいにしか考えていませんでしたが、いざ自分が当事者となると過去に話題となった聖地の「その後」が気になってきます。例えば、「君の名は」で聖地となった飛騨古川駅がある古川町では聖地巡礼ブームによって、その後、古川町の魅力について再確認することができたという町の観光担当者の記事がありました。聖地巡礼はブームで終わるのは間違いないですが、その町に関わる人たちからすると自分の町の魅力について気づいたり、考えたりするいい機会でもあると思いました。二俣駅の天浜線車庫や転車台も当たり前の景色と考えていましたが、転車台は全国に12ヶ所しかなく現役で使われているものに限ったら貴重だと思います。自分が当たり前に思っている景色を違う目でも見れるようにしていきたいと思います。