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見慣れた景色

2019.12.16NEW

設計スタッフの雨宮です。

まだ2回目のブログ投稿ということで、自己紹介を兼ねた内容を書こうと思います。私は事務所で唯一、天竜区在住ということで、今回は天竜・二俣の魅力を建築を中心に発信していきたいと思います。

ということで、久しぶりに二俣の町を散策してみました。

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天竜川を眼下に望み、遠くはアクトタワーまで一望できる場所としても知られている鳥羽山公園です。12月に入っていますが、暖冬のせいかちょうど紅葉のピークといった色づきをしていて、紅葉の時期に鳥羽山に上ったのは初めてだったのであまりの美しさに驚きました。ひとつ気になっているのが、天竜市から浜松市に合併してから公園の整備がずさんになってるという点で、昔遊んでいたときのようなきれいな公園でないことが残念でなりません。

 

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秋野不矩美術館は天竜区にある唯一の美術館で、二俣出身の画家・秋野不矩さんの作品が展示されているため、企画展はあまり催されないので何度訪れても鑑賞する画は同じなのですが、不思議と何度も来たくなる場所です。山の上にあるため、行くのは楽ではないのですが、行くときはいつも賑わっている印象があります。まさに山小屋のように温かみのある美術館だと思います。
 残念なことに来年の9月まで空調の入れ替え工事が行われるそうで、足を運ばれる際はご注意ください。


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旧二俣庁舎として1936年に竣工した登録有形文化財は、平成21年に改修され本田宗一郎ものづくり伝承館として転用されています。今回、初めてこの建物に入りましたが映像作品を食い入るように鑑賞する人や子供の姿も見られ、文化施設として注目していきたい建物だと思いました。

 

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2017年建築学会賞を受賞された小堀哲夫さんのROKI grobal innovation centerはおそらく私だけではないと思うのですが、天竜区民の方は体育館ができたと思っている方も少なくないはずです。というのもこの建築は天竜川をはさんでからしか見ることができず、屋根の曲面しか見えないのです。ROKIの本社は以前からあったのですが、厳重に警備されていて、つい最近まで、何をやっている会社なのかすら知りませんでした。(フィルターを製造している会社です。)こんなすぐ手が届くところに学会賞を受賞した建築があるのに見学できないとは残念です。

 

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最後に、この竹下一級建築士事務所で設計した天竜区役所です。こちらが紹介ページです。http://www.takeshita-sekkei.co.jp/works/government/post.php)以前の天竜市役所を知っている身としては、エントランスの天井に描かれた龍の画や天竜市章のモニュメントなど、結構思い出深い建物だったのでそのまま活用してほしいという気持ちがありました。しかし、初めて天竜区役所を訪れたとき杉材がふんだんに使われていて、前のRC造の市役所からイメージを一転した庁舎に天竜・二俣が変わっていくんだという印象が与えられたような気がしました。


二俣の町は都会や浜松の中心部とは違って変化が少ないため未だに昭和っぽい町で、それゆえに閑散としていますが、自然豊かで時間がゆったりと流れる中でしか生まれないような建築があることは区民として喜ばしいことだと思います。

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