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雨の日の楽しみと雨の量

2019.09.30NEW

設計スタッフの竹内です。

虫の声も日に日に増え、朝晩少しだけ涼しくなりましたが、まだまだ日差しが痛い日が続いています。

台風の被害にあわれた皆様に平穏な日が少しでも早く取り戻せるように願っております。

 弊社も浜松の中心部に移転して一年半が過ぎました。昔の社屋周辺は少し多く雨が降ると直ぐに水没して

膝まで水に浸かる場所でした。周囲は田んぼで囲まれ、自然が身近な場所でもありました。

 写真を趣味としている私は昼休みによく写真を撮りに散歩していました。

雨の後、日差しが戻ってくると写真を撮りたくて仕事にならないこともありました。

濡れた路面や葉っぱ 水溜りに移り込む花々 いろんなものが被写体になります。

葉っぱの先端の数ミリの雫に映り込む景色はとても綺麗ですよ。

 皆さんも最近の雨の降り方が変わってきたと実感されてると思います。

雨の降り方も建物を設計するにあたり気を付けなくてはならない重要な条件です。

私たちは雨の降る量で軒樋の大きさを決めてタテ樋の太さや本数を決め、側溝の大きさを決めています。

最近は数十年に一回と言われていた雨が年に数回降る様な気象に変化して来ました。

当然排水能力を超えれば雨があふれ出し、室内に侵入する事故になりかねません。

 軒樋やタテ樋は重要な機能部品ですがデザイン的には無い方がスマ-トに見えます。

樋がなくなるだけで本当に建物がすっきりして軽快なイメ-ジになります。

昔から、軒樋やタテ樋のいろいろな納まりが考えられてきましたが、最近の集中的な大雨に対応できる

排水設備とデザイン性の両立を考え直さなくてはいけない状況になってきました。

 そんな雨の日も少し視点を変えてみてください。

ちょっとだけ見方を変えるだけで普段の生活の隣に素敵な景色を発見できますから。

 田んぼや花々からネオンサインに被写体が変わりましたが、濡れた路面に移り込む車やカラフル

な街並みも素敵です。

 

MTBS2525.JPG

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