2019.02.25NEW
暦の上では春ですが、まだまだ寒さが残る今日です。
週末は家の都合で、末っ子娘と2人で1日過ごすことになり、
午後はいつもの「お山の公園」に遊びに行きました。場所は磐田市(旧豊岡村)、弊社がお仕事をさせていただいております浜松ホトニクス 豊岡製作所の建物群を横目に北に行ったところにあるのですが、娘はそこが大のお気に入りスポットです。地域公園とは思えないスケールの大きなお山が公園内にあるので、家ではそう呼んでいます。
娘は山を駆け登り、あまりの高さにちょっとビビリながらゆっくり降り、それなりの大きさの池の横を駆け抜け、数個の遊具を何回も何回もぐるぐるまわって遊び倒すのです。
ボクはというと、、、山のてっぺんから周りを見るのが好きです。弊社設計の老人ホーム「北遠荘(現 とよおか)」はすぐ下です。もう30年も前の建物ですが、鉄筋コンクリート造で変則切妻屋根に鈍く光るシルバーの板金が葺かれた2階建て部分とハイサイドライトを所々に配した陸屋根の平屋建て部分が敷地にうまく構成されていて、随所に往年の竹下ディテールが散りばめられている建築です。
さらに、、、その南側には、ちょっとした広場を介して向かい合う、竹下設計から独立し活躍されている先輩:渡辺隆建築設計事務所 設計の「豊岡中央交流センター」が。お山の公園や一連の地域施設に秩序を与える軸線を示し、全長100mほどの切妻屋根が大らかに架かっています。
建築の設計は、敷地模型をつくるときは周辺もつくり、自分の足で歩いて敷地の広さを体感し、山に登って敷地を俯瞰して見る、ことはそうそうできないでしょうけど、、、敷地を読み解き、建てる建物の最適な解を導いていきたいと思います。
平野正典
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