ここのとこの週末。
少しの時間を見つけてバイクで出かけています。
秋の風に吹かれながら、気の赴くまま海に行ったり、建築を見に行ったり。
2時間程度の短い時間でも、とても気持ちがよく、ボクにとっては贅沢な時間です。
この週末は、
北に向かいつつつ、森から袋井に下り、、、
長谷川逸子さん設計の「袋井市 月見の里学遊館」に寄ってみました。(長谷川逸子さんは、今年のはじめ、新たに設立された国際的な評価であるロイヤル・アカデミー建築賞を受賞されました静岡県出身の建築家です)
訪れたのはもう10年以上ぶりですが、ちょうど今、取組み中の案件のこともあり、現在の様子を見てみたいと思っていたところでした。凹凸のあるアメーバ状の平面形態が外部環境と連続し、敷地全体のランドスケープに拡張されていて、そこでの活動や人の通りによって、使われる場が伸縮するようなプログラムです。
建物はそれなりに年数を重ねた感じが出ていますが、屋外の原っぱの様な公園スペースから屋内の自習スペース、図書コーナー、プールなど、市民に使われてきたことでそれぞれの機能(枝葉)が立ち上がり、森をつくるかの様に林立して見え、これが公共建築かと、、、感嘆。
これはボクの設計のテーマでもありますが、
建築は如何にして外部環境を享受し、そこでの活動を豊かなものにできるか。
ということが大切なんだなぁと思うのでした。
平野正典