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銀閣寺

2018.07.02NEW

谷野です

4月のあるお休みの日、家内が京都に用があるというので付いていくことにした。

京都はあまり行ったことが無い。歴史的興味は京都より奈良の方が好きで奈良は何回か行っているが京都は中学の修学旅行が一番の記憶だ。少しは勉強しても良いと思い京都行に同行することにした。

家内の用事に付き合う必要はないので京都についたら単独行動。5時間弱ほどある。

あまり欲張らずに狭い範囲での移動にしようと思い、メインは銀閣寺とし時間がある範囲で哲学の道を歩くこととした。

ということでまず銀閣寺へ。

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行ってみると「春の特別拝観」の大きな看板が。その看板の中に「東求堂」の文字が。

え!「東求堂」。建築史には必ず出てくる有名な建物。確か国宝。「ここにあったんだ」と思いながらも内容が思い出せない。急いでパンフレットを読むと「同仁斎」の文字。確か日本建築史の中で重要な位置を占める部屋の名前。建築史の試験勉強でやったぞ、と思いながらも思い出せないのでさっさとパンフレットを読み進む。「そうか!」書院作りの原点。こうやってブログを書きながらも思い出せなかったのが恥ずかしい。

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特別拝観は人数制限だったので急いで申し込み、順番を待って中へ。本堂で池大雅や与謝蕪村の襖絵(レプリカです)を鑑賞してやっと「同仁斎」とご対面、さすがにレプリカではない。なるほどこれが書院の原型か、と思うとありがたみがある。4畳半+書院の簡素な作りだがその空間に心地よい緊張感と日本固有の空気感を感じる。そして書院に向かって本を読む自分を想像してしまう。教科書で言葉だけを覚えていた「同仁斎」だがもう忘れることは無いだろう。

心地よい感動を覚えながら哲学の道を散策。奈良もよいが京都も良いかもと思う一日となった。

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