2016.04.25NEW
熊本周辺を震源とした地震が続いています。
4/14の夜、パソコンを開くと熊本地方で震度7の地震が発生と書いてあり、
テレビをつけると煙のようなものがあがっている熊本城が映し出されていました。
ただその時にはそれ程大きな被害を受けているようには見えず、そのまま収束に向かうものと思ってみていました。
また、震度の大きさに比べて、揺れている範囲が非常に狭いという印象でいました。
その後本震も含めて、震度5以上の地震が何度もあり、
多くの建物が倒壊し、多くの方が亡くなり、大変な事態になってしまっています。
自分が初めに見たニュースからは想像しなかった規模にまで被害が甚大になり、
大変悲しく、やるせない思いをしています。
職業柄、建物の倒壊のニュースを見ると身につまされる部分が多いのですが、
逆に言えば自分たちのいまやっていることがうまく機能していくことで、
大きな災害に対してもあまり影響されない建物が作り上げられていけば、
それが人命救助の一端に繋がっていくものと考え、がんばっていきたいなと思いました。
熊本には、昨年の今ぐらいの時期に家族旅行で行きました。
一番行きたかった場所が熊本城であり、その石垣(武者返し)でした。
日本三名城にも含まれるお城で、城造りの名手「加藤清正公」の造ったお城です。
名古屋城の石垣や、藤堂高虎の伊賀上野城等は見たことがあったので、
念願だった熊本城を見れて、大変感動したのを覚えています。
その瓦や石積みが崩れている映像、写真を見て、非常に残念に思う部分と、
どうにか元の姿に復元して欲しいという思いが募っています。
また、路面電車やアーケード街が整備されており、観光地ならではの作られたまちでは無く、
生活の中に観光の文化が息づき、また行きたくなるような魅力のあるまちだと感じたのを覚えています。
いち早く地震活動が収束し、復興に向かって進んでいって欲しいと思います。
タナカ マサヒロ
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