静岡県浜松市の一級建築士事務所。公共施設･オフィス･病院･商業施設等、様々な建築･設計に対応します。

先日ネットのニュースで 渋谷の宮下公園の整備計画案が決定したと ありました。

3階建ての商業施設の屋上に公園を整備し、東京五輪での宿泊施設不足を和らげるために

17階建てのホテルを併設した計画とのことです。

パースで見るとアーチ状の植物棚が連続した花と植物のトンネルの様な感じでした。

この記事に目が留まったのはその計画案が特別気になったというわけではなく

自分の大学時代の設計の課題でこの宮下公園の再生計画というようなものがあったのを思い出したからです。

でも、恥ずかしながら　学生時代、怠けていたものですから　 宮下公園を何度か訪れたのは覚えているのですが

自分がどんな計画をしたのか今一つはっきり思い出せません。

どうも気になったために、大学時代の作品がどこかに残ってないかなあと 納戸を探していたら就職活動でつくったポートフォリオが奥から出てきました。

残念ながらその宮下公園の課題の作品は出てこなかったのですが、

20年ぶりくらいに自分の学生時代の作品を見返すといろいろなことを思い出しました。

　この課題は徹夜をして大変だったとか、

　こんな建築家が好きだったとか、

　こんな表現をしたかったんだなあとか、

　友人の顔が思い浮かんで来たりとか、

月並みですが「原点を振り返る」ような感じで記憶とともに忘れていたものを思い出した気がします。

学生時代はなんでも自由な発想で設計することができていました。

でも実際の設計は何かと制約がたくさんあって自分のやりたいことを実現するのは困難なことがほとんどです。

仕事として建築に携わるようになって約20年、もういい歳になってきましたが、

古い人間と思われないように自由な発想を忘れず、チャレンジ精神を忘れちゃいけないな　と。

大学の友人にも久しぶりに連絡とってみようと思っていたら、    年賀状そろそろ作らねば....

ひょんなニュースから　いい機会を得ることができたけどちょっと嫌なことも思い出した今日このころでした。

　石　田