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SFから現実に

2015.04.20NEW

こんにちは設計スタッフの竹内です。

大手建設会社でパワ-アシストス-ツを実証導入するニュ-スをやっていました。

人の体にコンパクトな装具をつけることでパワ-アップさせる機械です。

25kgのセメント袋を楽々持ち上げて右から左に一人で何往復もしていました。

ついに実用段階に近づいた実感がわいてきます。

若い人材不足の工事現場での高齢労働者の確保につなげたいらしいです。

アシストス-ツは介護や建設、重い物を扱う職種や同じ体勢で長時間作業を行う職種での普及から始まるようです。

調べてみるとバネを使った製品から電動の製品までいろいろな種類が発売されています。

果実を収穫するためのアシストス-ツもありました。

街中では電動アシスト自転車も沢山走っていますね。

車を運転していて坂道を自転車が想定より速く近づいてきてひやりとした事があります。

頭は無意識に坂道の傾斜、自転車の種類、運転している人の性別年齢から経験的に相対速度を考えているのでしょう。

そこに電動アシストの存在を考慮することがこれからは必要です。

ガンダム世代の私としてはもっと未来のパワ-ドス-ツをどうしても考えてしまいます。

人が身体のふたまわりくらいのス-ツを着用すると、身体能力や耐環境能力が飛躍的に向上し、自由に動き回れる機械です。

小学6年か中一の夏休み図書館でみた小説の挿絵にハ-トを打ち抜かれた事を思い出します。

ロバ-ト・A・ハイラインの「宇宙の戦士」の挿絵です。

パワ-ドス-ツを身にまとった主人公がエイリアンと戦う物語。(小説の内容は単純な話では無いでが。)

日本語版の文庫本で描かれた挿絵のすばらしいデザインに釘付けになりました。

そして小遣いをためて初めて早川SF文庫を手にしました。

中2の春 「機動戦士ガンダム」が始まりました。

また今までの巨大ロボットアニメと同じだろうと軽い気持ちでTVの前に座りました。

始まるや否や画面に釘付け。

「何!何!宇宙の戦士の挿絵みたいなのがいるぞ!」

「オニ-ル博士の宇宙植民島じゃん!」

主題歌の後ろに流れるその映像にびっくり仰天!

本編が始まると鳥肌がたちました。

同じロボットが3機登場、無重力空間の演出もスゲ-

量産型だよね?宇宙人は出てこない?戦争?

ロボット動かすのにマニュアル読みながら!

中2の私には十分リアルな演出でした。

でも、今までより小さいけどやっぱり大きなロボットなんだ・・・

そこをリアルにすると過度な演出来ないもんね、もう頭の中は大興奮。

怒濤の第一話の30分でした。

ガンダム1st世代の誕生の瞬間です。(笑

ガンダム本編の中でも、「モビルス-ツ」だったりキャラの名前だったり

いろいろな部分で「宇宙の戦士」の影響をうかがい知る部分が多々みられます。

最近ではトムクル-ズ主演の「All You Need Is Kill」もアシストス-ツを使った物語の映画でした。

アシストス-ツの軍事利用の研究も始まっていると聞いています。

近い将来、義手や義足などかなりいいものが開発されるかもしれません。

そうなると「600万ドルの男」を思い出します。

僕の貧弱な頭脳をサポ-トしてくれる装置がほしいです。

それは士郎正宗の世界ですね。

月世界旅行も最初は絵空事。

SFだった話がどんどん現実となってきています。

アシストス-ツの軍事利用の研究も始まっていると聞いています。

「アシモ」が走り「ペッパ-」が家庭に来る時代となっても

人の操作を離れて自律制御の戦闘マシンだけは造らないで欲しいですね。

審判の日が来ないことを願います。

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