2014.09.16NEW
竹下設計事務所に勤め始めて3年目の頃と思います。上司より今年の社内旅行は
海外の香港にするので、旅行の幹事はキミが担当だと言われ、思わず緊張しました。
海外旅行は初めての経験であり、どんな旅行になるのか想像すらつかなかったものです。
但し、上司からはJTBの添乗員も同行するから心配は要らないよとの優しい言葉を
かけていただいたのですが、空港からジェット機に乗るまでは人数の確認やスケジュールの
見直しなど本当にドキドキものでした。その時の私の服装はYシャツにグレーのスラックスと
紺のブレザーで赤いネクタイをしていて、JTBの添乗員そっくりの服装で、「お前もJTBの添乗員だ」
と随分からかわれたのを覚えています。
香港に着いてしまえば後は人数の把握、食事の精算、次のスケジュールの説明などで、ほぼ
役割は終わりです。しかしながら、旅行期間中は緊張の連続の為、観光名所などはほとんど記憶に
残っていません。この様に、我が設計事務所では、社内旅行の総合案内役は新入社員が担当
する事になっています。現在では、期間も長期になり、スケジュールや現地の地図や名所旧跡
などをピックアップしたガイドブックの作成も命じられ、新人にとっては大変な重責を担う事となります。
でも、その幹事を成し遂げると人間的にも大きく成長し、余裕すら感じられる様になります。私も
初めての香港旅行の後、結婚し新婚旅行へ海外に出掛けましたが、二度目という事で多少は
落ち着いた形で妻をエスコートでき、会社には感謝しております。
今後の新人の旅行幹事就任、頑張れ!
還暦の男より (岡田)
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