2014.01.27NEW
こんにちは、設計スタッフの杉本です。
今回は、『卒業設計』についてです。
昨年、僕も建築学生の集大成と言えるこのイベントに
死にそうな思いをしながら取り組んでいたことを覚えています。
『卒業設計』とは、建築学生が卒業するための卒業認定試験のこと
普段の設計課題とは異なり、建てる建築物も敷地もプログラムも...etc
何もかも自分で設定しなければならないため、正解というものもありません。
正解がないだけに、作品と自問自答しながら自分の中で納得して作品を作り上げていきます。
期間は、約半年間をもって制作作業を行っていき、
今の時期はと言いますと、2月14日の提出日に向けて
製図室に泊まり込み→自分の作業ブースを作り→学校で自炊しながら生活をします。
つねに先生の顔色と〆切のプレッシャーを毎晩ヒシヒシと感じながら頭と胃を痛める思いで奮闘していました。
また、提案するコンセプトや形態、プログラムを決定し
図面や模型、プレゼンシートを仕上げる段階に入る時期。みたいです。。。
(そんな出来すぎなスケジュール通り進むはずがありませんが)
僕は、理想のスケジュールに全く乗っかることは出来なかったため、当時は相当追い込まれていました。
提案としては、地元の町【四日市】に新しい風景を作るための装置を提案します。
その装置が住民の生活に寄与することで、昔ながらの町の風景を継承しながら
建築と住民で新しい風景を形成していくという、まちづくり系の提案をしました。
僕の提出までの過程は割愛させていただきますが、無事同期揃って卒業することができました。
卒業設計という形では終えましたが、この作品を提案で済ませるのではなく
10年後何かしらの形で、現地の町の人と関わり合いながら形(建築)として残していきたいと思います。
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