2013.11.25NEW
設計スタッフの竹内です。
引き続き研修旅行ネタです。
私にとってイタリアはスペイン・ドイツに続いてヨ-ロッパ3ヶ国目になります。
イタリアは特に歴史の迫力に圧倒されます。
ロ-マは市内全てが遺跡と言っても過言ではない街並みです。
我々の紙と木の文化と石の文化の違いを感じる事が出来ました。
何百年もの時を経た沢山の建造物が人々の生活の中溶け込んでいます。
私が普段設計の中で床や壁に使う石は厚くても30mm程度、イタリアで触れた石の質量感とは全く別物です。
歩くだけでその石の重みが伝わって来ます。すばらしい歴史と人間のすばらしさを体感して来ました。
今回沢山見たすばらしい景色の中で一番印象に残ったのは実は飛行機雲なのです。
ロ-マからヘルシンキに向かう機内で見た光景は忘れる事が出来ません。
ほとんど同じ高度で私の乗る飛行機を横切る機影を発見、あんなに大きく上空で別の機体を見たのは初めてでした。
約相対速度800Km/hで横切った機体の飛行雲がどんどん近づいて来ます。
そして私の数メ-トル上に迫ったとき、その飛行機雲は薄いベ-ルのらせん状だったのです!
まるで新体操のリボンの様にクルクルと何キロも続く2本のらせんのトンネル!あまりの美しさにシャッタ-を切る事が出来ませんで
した。すばらしい街並みはまた訪れる事が出来るでしょうが、あの飛行機雲に出会う事は無いでしょう。
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