2013.10.21NEW
こんにちは。
平野正典 です。
今回は、たまには真面目に、、、建築設計事務所の重要な仕事である工事監理について。
その中でも、設計図書で示している製作品の材質・形状などを確認検査する製品検査というものがあります。
これは、現場に搬入される前に製作工場へ行き、実際に目で見て、触って、測って製品を確認する重要な監理業務の一部です。
特に、鉄骨造建築の鉄骨は、監理者が行う工場製品検査の花形です。
鉄骨工場は、施工計画や要領を事前に確認し、施工図作成、鉄骨材料を手配、加工へと入っていきます。監理者は製品検査で、材料の確認や製作形状・寸法の確認、溶接部の品質確認、錆止め塗料の確認、、、、などなど。(なんだかよくわからないことをツラツラ書きましたが・・・)これぞ専門分野といった確認検査事項がとても多くあります。
で、今回、ボクが担当させていただいている とあるプロジェクト。
↑↑その鉄骨製品検査の様子です。
(千葉県浦安市、東京ディズニーランドにほど近い鉄骨工場が建設会社の下、請け負ってくれています。2010年完成の美術館の仕事でより一層有名になった鉄構です)
建築全貌もディテールもまだ公開できませんが、組上がっている鉄骨(横たわっている製作鉄骨)が通常の鉄骨造平屋の建築ではない感じを伝えられていると思います。併せて、建築現場から遠く離れたこの工場が製作してくれているという事実が、このプロジェクトの情熱の表れと言えるでしょうか。
工場での製作風景は、一般の方が見ることがない、とてもプロフェッショナルな一面です。
自分たちでは何もつくれないボクたち設計者は、自分たちの意思がそれぞれの分野のプロフェッショナルな方々の努力と技術の結晶によって現れる、この過程に立ち会えるということがとても幸せです。
さて、
今日(10/21)も、ボクは、ハロウィーンでカボチャに彩られたディズニーランドを通り過ぎ、製品検査へ行ってきます。
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