2013.07.15NEW
こんにちは
梅雨も明け、今日、セミの声を耳にしました。
設計スタッフの竹内です。
バリアフリ-思想の浸透から玄関等で引き戸を設計する機会が多くなってきましたが、まだ多くの開き戸があります。
私は開き戸を利用する時必ず注意していることがあります。
扉を開けたら必ず後ろを確認して手を離すこと、もし次の人がいればその人が扉に手をかけるまではなさない事です。
おそらく皆さんもそうされていること思います。
最近驚くのはコンビニなので扉を持っているとそのまますり抜ける様にお店に入る人が増えて来たことです。
私に扉を持たせたまま、目を合わせることも、会釈する事もなく当たり前の様にすり抜けて行くのです。
最初は驚きました。
ほとんどの場合、何かしらの意思の疎通がそこで交わされ安全に出入りが完了するのですが・・・・
そういう習慣が付いたのは小学生高学年の頃です。
「外国では注意を払わずに次の人に扉をぶつけて鼻でも折ったりしたら訴えられるぞ!
おまえも必ず後ろを確認して、もし人が来たらその人が扉を持つまではなすなよ」
と仕事で外国を飛び回っていた父親から教わりました。
外国は恐いところだと思ったのを今でも覚えています。
そんな日本も訴訟社会になりつつあるようです。
その父親も亡くなって13年がすぎました。
私も父親になり気が付くと私が父から怒られたり、注意された事を同じように子供に言っている自分に気が付きます。
私の子供達もいずれ親になり、同じ事を次の世代に伝えてくれるでしょうか。
そのころにはエントランスに開き戸はほとんど無くなっているかもしれませんね。
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