2012.12.09NEW
何年か前に『蕎麦』、『美味しい蕎麦』というタイトルで建通新聞の“遊歩道”に記載をさせていただきました。
もともと蕎麦には何の興味もなくただ「腹の足し」くらいにしか思っていなかったのですが、15年位前に蕎麦好きの知人が自ら打った手打ち蕎麦をご馳走してくれました。それが何より美味しくカルチャーショックを受けそこから“蕎麦”なるものにはまっていったという次第です。
蕎麦というと日本固有の食べ物の様に思われていますが食物のソバとしては世界各地で随分と古くから栽培され食されてきている様です。
日本においてはもともと江戸時代、大阪で今の様な麺状ではなく「蕎麦がき」の様な形で食されていた様子。それが江戸中期頃からその文化が江戸に移り、江戸において現在の様な「ツルツルッ」と食べる麺状態の「ソバ切り」になっていったという事の様です。
「ソバ切り」は江戸時代天保に入りすっかり庶民の味として根付き食事兼居酒屋の様なところで「酒と一緒に食する」という姿ではなかったかと云われています。
「簡単にソバですませる」などとよく云われますがその栄養分は素晴らしいとされています。
水溶性のたんぱく質を多く含みしかもその中には体内では合成できない必須アミノ酸が大量に含まれています。更に疲労回復と精神安定をはかるビタミンBが小麦粉の2~3倍、高血圧に効くルチン、リノール酸、ビタミンEも含まれています。
蕎麦屋の手先ではありませんが、大いに美味しい蕎麦 特に11月~12月の新蕎麦を是非食べましょう!
村田
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